ボランティア

カンボジアで長砂小学校の開校式

11月16日 ダムレイ・コン村で長砂小学校のリニューアル開校式が開かれました。

2011年に校舎完成・開校式を済ませたこの学校が、このたび修繕をほどこし、長砂小学校として開校。
新規建設の開校式では味わうことのできない感動がありました。


アンコールワットのある都市・シェムリアップから車で1時間30分。
象(ダムレイ)の赤ちゃん(コン)という意味の村です。

エルセラーンの一行を生徒たちが迎え、手を取って式典会場まで連れて行ってくれます。
子どもたちは恥ずかしさを抑えながら、今日まで練習してきたであろうエスコート役を、しっかりとやり遂げていました。


在校生代表 スレイナットさん スピーチ
「エルセラーン1%クラブの皆さん、お元気ですか? 私はこの学校で学ぶ5年生です。今日皆さんにお会いできて幸せです。疲れていませんか? この学校をきれいにリニューアルしてくれて、とても感謝しています。改めて、いつまでも大切に使わなければいけないな、と思いました。

私たちは、夢に向かって勉強しています。私は先生になりたいです。

(写真右 女子生徒) 私はお医者さんになりたいです。
(写真左 男子生徒) 僕は警察官になりたいです。

これからも頑張ります。日本のエルセラーンの皆さん、またいつかこの村に来てください。そして私たちが夢を叶えた姿を見に来てほしいです」


7年後の再会① 卒業生の夢の階段

7年前の開校式に出席していた卒業生が参列、スピーチをしました。

「当時私は4年生でした。3年間ピカピカの校舎で勉強できたことが嬉しかったことを、今でも覚えています」
「もうすぐ高校を卒業し、次は教員養成試験を受けます。先生になりたいです」
「『学ぶことの大切さ』を次の子どもたちに教えるという夢が、もうすぐ叶います。皆さんのおかげで、夢を叶えるための勉強ができました」

卒業生たちは、7年前この村を訪れた日本のエルセラーンのことを覚えていてくれました。
再会に涙と笑みがこぼれます。


修繕を終えた校舎は、外も中もきれいにペイントが施されています。
在校生のスピーチにあったように、ピカピカの校舎は子どもたちのモチベーションを上げます。

7年の間に校舎は汚れだけでなく、うれしい実績も重ねていました。

「7年間で200人がこの学校から巣立ち、中学、高校、果ては大学まで進学する生徒が出てきています。喜ばしい気持ちでいっぱいです」(クンボル校長先生)


式典が終わると交流会。
教室内では折り紙、外ではシャボン玉や縄跳びを使った交流を終えた後でも、子どもたちは元気いっぱいです。

緊張が消え、遊びを通して打ち解けたころがお別れです。

「ありがとうエルセラーン」
今日のために覚えてくれた日本語で、学校を発つ私たちを見送ってくれました。



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