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持続可能な開発目標(SDGs)とは

 2015年9月の国連サミットで採択されたもので、持続可能でよりよい世界を実現するため2030年までに達成すべき国際社会の共通目標です。17の国際目標・169のターゲット・232の指標で構成され、先進国を含めてすべての国が行動し、地球上の「誰ひとり取り残さない」ことを誓っています。 すべてのステークホルダー(関係者)が役割を果たし、社会・経済・環境に統合的に取り組み、定期的にフォローアップ(経過確認)することが求められています。SDGsは美しい地球を次世代へつないでいくために先進国、発展途上国に関係なく、すべての人・国・組織が取り組むべき普遍的な目標なのです。


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エルセラーンのSDGs達成に向けた取り組みが、2021年8月30日に外務省のホームページ「JAPAN SDGs Action Platform」の取組事例として紹介されました。
外務省のホームページはこちら

企業理念がSDGsに直結

 エルセラーン化粧品㈱は国際ボランティアをおこなう資金作りのため1981(昭和56)年に創業されました。以来、 国際ボランティア、地球環境を守る(ストップ・ザ・ポリューション)、生涯心を磨く 、この3つを仕事にする─の四位一体を企業理念に掲げ、環境や健康に配慮した商品を販売し、その収益の一部を ボランティア活動 に充てることで平和な世界づくりを目ざしてきました。その活動の大部分は直接、SDGsの達成に繋がっていきます。エルセラーンは企業理念を実践することでSDGsを積極的に推進し、メンバーや取引先企業、提携するNGOやNPOなどと力を合わせて世界平和の実現を目指します。

 発展途上国で支援した子どもたちは5万人にのぼり、社会の多方面で活躍しています。フィリピンの貧民街で生まれ育った レスウィー・グレース・コリーナさん はエルセラーンが支援する奨学金で勉学を続けて弁護士となり、今では貧しい市民の法律相談にも応じています。平和と公正をすべての人に届ける活動を具現化しています。

エルセラーンビジネスとSDGs

 エルセラーンが「地球環境を守る(ストップ・ザ・ポリューション)」を理念に掲げた直接のきっかけは、創業当時、石油系原料の化粧品によって女性の肌が被害を受けていたという社会状況でした。さらに原油採掘は環境破壊の一因となり、石油系原料を使った化粧品を洗い落とした際に出る排水も終末処理場の負担を増大させ、川や海へ流れ込んで地球環境の破壊につながります。

 エルセラーンの化粧品は 天然系原料に徹した製品づくり を心掛けていますので、肌にやさしいだけでなく洗い流して川や海へ流れ込んでも環境負荷が少なくてすみます。

 容器はリサイクル可能なプラスチック容器を使っています。箱には再生紙を活用しています。これによってゴミの量を減らし、環境汚染を最小限に抑えています。環境に配慮した商品をつくるのは会社の責任、環境に配慮した商品を選んで使うのは利用者の責任です。環境に配慮した商品を広めて地球環境を守るのがエルセラーンビジネスです。

 エルセラーンは国際ボランティア、地球環境の保護に通じる商品として、活水器や空気清浄機、健康食品、 テラヘルツ波を活用した肌着や寝具 なども提供しています。バブル経済の崩壊後、公害や環境問題がさらに大きくクローズアップされ、人の健康と自然環境といった観点で、発ガン物質の入った水道水などのテーマが新聞紙上をにぎわしていました。こうした中で、健康に良い水を提供するため 活水器 の分野に乗り出し、同じ考えから 健康サポート商品 も手掛けるようになりました。お使いいただく方の身体を内側からもきれいにするお手伝いをしています。

 また、新型コロナウイルス対策では、最前線で奮闘してくださっている医療・福祉従事者に対して 寄付金を贈り 、後方から支援をしています。

 エルセラーンの商品をお伝えする全国の販売代理員は率先してボランティア活動をおこなうため「ボランティアキャプテン」と呼ばれていますが、多くが女性です。彼女たちが商品とともにエルセラーンの企業理念を伝え、ボランティアの輪を広げています。トップクラスのキャプテンは何百人ものメンバーと信頼関係を築き、活き活きと仕事をして収益をあげ、その一部をボランティアの資金に充てています。エルセラーングループのこれまでの寄付金・支援金総額は48億1507万円に達しています。

 エルセラーンの本社でも女性が活躍しています。過去にもたくさんの女性が役員や部長を務めてきましたが2019年には 女性社長 が誕生しました。部長職の5割は女性で、“女性活躍社会”を先取りしているグループです。

途上国に200を越える学校・図書館を建設

 創業3年目の1983(昭和58)年、ボランティア活動をおこなうための組織として 「エルセラーン1%クラブ」 を発足させました。ボランティアキャプテンらが毎月、収益の一部を寄付して資金を貯め、本社社員が事務局を運営して国際ボランティア活動を支援してきました。

 当初は難民支援や大規模災害の被災者支援といった緊急人道支援が中心でしたが、教育自立支援として2008(平成20)年に 学校建設プロジェクト をスタートさせ、東南アジアなど10カ国に 200を越える学校・図書館を建設し開校・開館 しています。一方、新型コロナウイルスの感染拡大で親が失業し、学業の継続が難しくなった途上国の子どもたちには、 緊急奨学金を支給するプロジェクト をおこなっています。

 子どもたちは教育の機会を得ることで夢や希望を描けます。教育を受けることで高い収入を得やすくなり、貧困や飢餓の撲滅につながっていきます。教育の機会が失われると、生きる力になる「読み書きそろばん」が出来なくなり、大人になっても自立できず、貧困の呪縛から逃れられません。芸術やスポーツの才能も含めて、子どもたちの多彩な才能を封印してしまうことにもなります。国の未来を担うのは子どもたちですから、子どもたちの教育環境を整えることは国力を増す手段でもあり、国の不平等を正していくことにもなります。

 特に本との出会いは人が生きていく大きな力となります。エルセラーンでは 公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 などと連携し、難民キャンプやスラム地域などで移動図書館事業を展開しており、そこで知識を吸収した子どもたちが外交官やテレビキャスターなどとして活躍しています。

 エルセラーンでは校舎とトイレをセットで建設支援しています。トイレがないと、とくに女の子は学校へ行きたがりません。より弱い立場になりがちな子どもたちにこそ、教育を受けられる環境を実現してあげることが不平等、貧困をなくすことにつながっていきます。

 この他、タイのスラム地区出身で16歳の時に「スラムの子どもたちに学ぶ機会を」と貧しい自宅で『1日1バーツ学校』を始め、ラモン・マグサイサイ賞を受けた プラティープ・ウンソンタム・秦さん と連携して「生き直しの学校」を運営したり、フィリピンやバングラデシュの貧しい子どもたちに対して奨学金を授与する活動などもおこなっています。

 プラティープさんがタイのバンコクに創設した ドゥアン・プラティープ財団 では、移転計画が出ているスラム街の住環境を改善して移転しなくてもすむように、学校・幼稚園を作ったり移動図書館の活動を通じて教育支援をおこない、清掃活動や消防団の結成、自治会の組織づくりなどを進めてきました。エルセラーン1%クラブは長年、プラティープ財団に対して活動資金を提供し、住み続けられるまちづくりを応援しています。その総額は1億6,000万円以上にのぼります。

 学校・図書館の建設はキャプテンだけでは実現できません。ビジネスを支えるメンバーたちの協力が不可欠です。また、途上国の情報に精通し、建設事業を仲介・調整してくれる提携NGO、NPOの協力も必要です。学校・図書館を建てるという目標を達成するためにみんなで力を合わせることが大切です。

 2021年からはタンザニアの孤児たちへの支援活動にも協力を始めました。同国出身で、1996年に長野県のりんご農家へ嫁いだ後も祖国の母、妹と連携しながら現地で孤児院を建設・運営している 小林フィデアさんのNPO法人 を財政支援する取り組みです。

 タンザニアでは病気やエイズで両親を亡くし、孤児となった子どもがたくさんいます。フィデアさんの夢は孤児院の周辺に学校や診療所、就労できるジャム工場を建てて孤児たちが自立して暮らせる村を創ることです。エルセラーンはフィデアさんの夢の実現を支援していきます。

森を再生して地球を守る

 英国ウェールズ出身の作家で冒険家、環境保護活動家だったC.W.ニコルさんの遺志を引き継ぎ、長野県・黒姫で「アファンの森」の再生に取り組んでいる C.W.ニコル・アファンの森財団 と2020(令和2)年10月、 オフィシャルスポンサー契約 を結び、森の生態系保全活動にも乗り出しました。

 荒れ果てていた 森は30年以上の歳月をかけて甦り 、いまではフクロウやムササビ、90種類以上の鳥類が暮らす豊かな自然へ再生しつつあります。森や川、海、木や草、すべての生きものはひとつの生態系でつながっており、森を再生することが地球の生物を守り、長い目で見れば水害や干ばつ、集中豪雨や温暖化などの異常気象を和らげることにもなります。

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