ボランティア

1%クラブ発足40周年に寄せて~提携団体のみなさまから~

エルセラーン1%クラブは今年、発足40周年を迎えました。4月22日 ホテル エルセラーン大阪で開催された「発足40周年記念式典」には、提携ボランティア団体が参列。お祝いのコメントとともに最新の報告を寄せてくださいました。
1%クラブを支えてくださるすべてのエルセラーンメンバーに向けてご紹介いたします。


公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 秦辰也 副会長

「輝く女性賞」受賞と1%クラブ40周年、ダブルのお祝いまことにおめでとうございます。弊会と1%クラブとの共同事業は、2009年ラオスのタベン村、エルセラーンの学校1校目の建設。
それから数えて240校を超える学校・図書館の建設されたことに、心から敬意を表します。
ラオス、カンボジア、ミャンマー、アフガニスタン、タイで、ともに進めている学校建設、図書館建設。今日は卒業生のコメントをご紹介させていただきます。
【ラオス 福田小学校(ムアンムアイ)】
13歳の男子中学生。1番の成績で福田小学校を卒業しました。将来の夢は大学に進学し医師になることです。お母さん「新しい学校ができて息子がよく勉強するようになりました」
【カンボジア 山岡小学校(トロペアン・トモー)】
現在20歳の女子大学生。バンティミンチェイ州の大学で会計を勉強しています。夢は小学校の先生になることです。
【ミャンマー 松宮小学校(サンダ―ヨン)】
当時60人だった生徒は今180人に増えています。大学で化学を専攻したあと、卒業しました。現在は小学校の先生として働いています。
子ども達の感謝の声をお祝いに添えさせていただきます。最後に、石橋会長が打ち立てた理念「世界平和」をともに目指して、微力ながら協力できればと思います。





NPO法人チョウタリィの会 山口悦子 代表理事

受賞、40周年、心からお祝い申し上げます。
コロナ禍や世界の紛争、難民問題のニュースが日々入ってきて、マイナスな気持ちになってしまう日々でした。
しかしこの会に寄せていただいて目から鱗が何枚も落ちました。
世界平和を強く願う女性たちがこんなに前向きに、輝いている世界があるんだ、と胸が躍りました。
私たちとエルセラーンさんは2008年に提携が開始して15年間、ともにネパールの学校建設を中心に活動してきました。今日本への留学生は中国、ベトナムに続いて3番目に多いのがネパールです。ネパールの市長や政財界の人と話すと、必ずと言っていいほど「エルセラーン」の名前が出てくるので、学校建設・図書館建設の力のすごさを感じております。
パンチカール市の市長は英米への留学経験がありますが、留学を希望する学生たちに「留学するなら日本に」と推しているほどです。
エルセラーンさんの学校建設が国際交流、国際友好に貢献しているんだと強く感じています。





NPO法人コルカタ・シーズ 山口正記 理事長

受賞・40周年、本当におめでとうございます。提携メンバーとして誇らしく感じています。また、自分のことのように嬉しいです。弊会は3つのフリースクール、2つの学校建設、レンガ工場で働く大人たちの子どもへのフリースクール運営が主な活動内容です。
インドは人口が14億1700万になり、中国を抜いて世界1に。経済成長も目覚ましいのですが、現地では貧富の差がどんどん大きくなっているのを感じています。
経済発展がめざましい一方、それにふさわしい収入がない人が多いのです。
たとえばレンガ工場では1日働いた収入が、男性だと180ルピー、これは300円に相当します。女性は1日約200円。子どもは1日35円。
一方、物価を知る目安として、マクドナルドのビッグマックの値段が引用されることが多いです。
日本では390円で、インドでは329円。つまりレンガ工場で働く男性は1日働いてもビッグマックをひとつ買えない、ということになります。
目覚ましい経済発展の陰で低賃金労働、児童労働で暮らしていかなくてはならない人たちの悲痛な声が聞こえてくる気がします。そんな中、何人の子どもが、エルセラーンのおかげでできた施設で、教育の機会をいただくことができたかというと、少なく見積もっても2000人。
みなさんの思いやり、愛によってできたフリースクールでは勉強する子ども達は、愛してもらうこと、愛情の大切さを学びます。貧しい家庭では子どもは親から十分な愛情を受け取っていないこともあるんです。また、人生の生き方、一生に一度だけの人生の大切さを学んでいます。本当にありがとうございます。





NPOネパール・マ・ジャニ 玉川秀樹 代表

おめでとうございます。私事ではありますが、1か月ほど前、呼吸困難で意識を失い、救急車で搬送されました。
気を失う瞬間に「あ、人ってこんなにあっけなく死ぬんやな」と思いました。
次に目が覚めたときは集中治療室の明かりの下で、「あ、生きてるわ。ありがたい、これでまたネパールに行ける。式典ではエルセラーンのきれいな女の人たちに会える」と思い、命があったことに感謝しました。
集中治療室には5日間おりました。折れた肋骨が刺さって両方の肺に穴が開いていたそうです。
5月9日にネパールに行くことが決まっていた。そして今日みなさんに会えること。楽しいことばっかり考えてたんです。
そしたら集中治療室を5日で出られたんです。10日で完治しました。
人間って不思議なもので、生きてる、嬉しい、生きてることだけでこんなに嬉しいものかと思います。元気になれたので、またみなさんのご支援をネパールの子ども達に届けてきたいと思います。ありがとうございます。





NPO法人P.U.Sバングラデシュの村を良くする会 岩下八司 代表

40周年おめでとうございます。40年前は私は34歳でした。40年も経つと体はだいぶ変わってきました。しかし、いくら腰が曲がろうが、目が悪くなろうが、一番大事なのはハートやと思います。このハートがぶれずに「世界中の子ども達のために」と強く思っていたら、いくら髪の毛が白くなろうがそんなことは関係ないと思いますわ。これからも同じハート、同じ気持ちでみなさんと一緒にやっていけたらな、と思っています。本当におめでとうございます。

岩下啓子 副代表
本当におめでとうございます。長いことぶれんとやってこられたのはすごいことやと思います。
エルセラーンさんと一緒にやれていることでバングラにはP.U.Sからは40校の学校ができました。子ども達も本当に目をキラキラさせて学校に行っています。それを見るだけで嬉しい気持ちになります。
私はマザー・テレサがインドで作った「死を待つ人の家」でお手伝いさせてもらったことがあるんですが、そのときに施設のシスターは何度も
「こういう悲しい思い、つらい思いをする人を出さないためには、教育があったら、学校があったら」
ってずっと言っていました。
エルセラーンの学校建設は本当に素晴らしい活動です。これから学校ができるのを待っている子ども達のためにも、私たちも頑張りますので、これからも宜しくお願いいたします。





NPO法人アジア教育友好協会 谷川洋 会長

私は福井の田舎から出てきて、商社でサラリーマンをしてました。会社をやめて、「さぁ第二の人生どうする?」というときに、両親が教員をしていたものですから、教育の分野に興味を持ちました。
目を海外、東南アジアに向けると、日本のように頑丈で安全な校舎で勉強できない国がまだまだある、ということがわかりました。
弊会の学校建設は間もなく20年になります。その間にできた学校・図書館は360になりますが、そのうち72はエルセラーンのみなさんのお力による学校・図書館です。
これからもみなさまの心を現地に伝えるという、縁の下の力持ちとして、ご一緒できたらと思っています。
どうぞ宜しくお願いいたします。





NPO法人 ムワンガザ・ファンデーション 小林フィデア 理事長

みなさんに出会えてすごく嬉しいです。1%クラブのみなさんからの子ども達への支援金はとても助かっています。これからもタンザニアの孤児院の運営を見守っていてください。
マサシの学校(カンバラゲ)のことはとても気になっていたので、1日も早く見に行って、みなさんに現状をお見せして、安心してほしかったので、今回映像でご紹介しました。
子どもが多く机も教室も足りない状況ですが、校舎は活用されています。
私たちの団体は赤い屋根の幼稚園を建設していますが、現在円安のため一時的に建設工事は中断しています。
去年は長野の飯網町からバスを寄贈していただきました。日本でよく見る黄色い可愛い、子ども達のためのバス。幼稚園が完成したら子ども達の通園バスになります。今から楽しみに想像しています。

※この式典の場において、エルセラーンからムワンガザ・ファンデーションへ、幼稚園の建設支援が決定しました。



また、4月22日の式典当日、石橋会長、糸谷社長から1%クラブへ、それぞれ100万円ずつのご寄付がありました。




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