過去紹介分(17)永井豊美・松尾由美子キャプテン

 エルセラーンのポリシーや商品をメンバーさんたちにお伝えして正しい生き方を広め、商品販売の収益の一部を率先してボランティア活動に寄付されているのが、全国で活躍するボランティアキャプテンたちです。どんなお仕事内容なのか、どんな日常を過ごされているのかを話題のキャプテンたちにお聞きしました。

 

永井豊美キャプテン(1951年生まれ)
(1989年滋賀キャプテン会所属)
「夢のかたまり」掘ってキャプテンづくり

 

■「この会社、すごいことになるぞ」と夫

 

 
公務員だった夫は病気がちで40歳ごろには入退院を繰り返していました。職場の同僚から玄米食を勧められ、私は玄米に合うおかず作りを覚えるためマクロビオティックの料理教室へ通いました。そこで料理教室の講師をしていたのが大場育子キャプテン(奈良キャプテン会)です。
私は社会人になり化粧をし出してから肌が荒れ、頬は坂本九ちゃんのようにボコボコになっていました。それを見かねた大場キャプテンから、市販の化粧品は石油系原料でできていると教えられ、エルセラーン化粧品のサンプルをいただきました。
商品を買うためには講習会へ参加する必要があるといわれ、自然食品などに詳しくなっていた夫を連れて滋賀県内のホテル会場へ行きました。国際ボランティアをするために会長が作った会社で、天然系原料にこだわった化粧品を作っているなどと説明を受け、帰りの車内で夫が「この会社、これからすごいことになるぞ」と絶賛。私はすぐパートナーになりました。
看護師の同僚たちにエルセラーン化粧品のサンプルをあげると、ほとんどの人が良さを実感し継続して使ってくれました。私も使い始めて半年ほどで、母親から「あんた、肌がきれいになったな」と褒められるほどに変わりました。そして勉強会に参加すると、『プラス思考・マイナス思考』や『主観・客観』など、それまで聞いたこともないような素晴らしい話ばかり。看護師の仕事を続けたままキャプテンに昇格し、エルセラーンの仕事が忙しくなってきたので4年ほどで看護師の草鞋を脱ぎました。
 

★永井豊美キャプテンのプロフィール★

 
出身地:京都市伏見区。結婚して滋賀県へ移住。若い頃は看護師をしながら娘二人の子育てに奮闘していた。
血液型:O型。疑り深い性格で、初めて会長と出会った際にボランティアをするために会社を作ったと聞かされて「あやしい」と感じたという。あれから30数年、今では「会長に出会えて良かった」と感謝している。
家族:娘2人は独立、公務員を早期退職して自然食品店を営む夫と二人暮らし。孫は高1を筆頭に5人。
息抜き:車で15分の距離にあるびわ湖を眺めながら読書をしたり、ぼんやりと考え事をすること。
 

■会長の〝愛のむち〟で成長

 
看護師時代、私は一人で生きていける人だと思っていました。患者さんから最も多く声がかかり、感謝されている人間なんだと…。どこかに驕りがあったんでしょうね。でもエルセラーンに出合い、「人の支えってすごいねんな」と気づかされました。
会長からは昔、よく叱られましたが、今から思うと「成長させたい」と思う相手のことを一生懸命に考えながら厳しく指導されていたんですね。人としてどう生きていくべきか、人に感謝するとはどういうことかを会長から教わりました。本当にありがたいなと思います。会長ほど唯心の生き方を実行してクソ真面目に生きている人はいないです。
エルセラーンの四位一体の理念は、国際ボランティア、地球環境を守る(ストップ・ザ・ポリューション)、生涯心を磨く、これらを仕事にする─。励まし合いながら、この目標を一緒に目指す仲間がいるというのはとても幸せなことです。「永井さん、学校建設をするなら応援しますよ」とメンバーさんから声をかけていただくと涙が出ますね。
表面的ではなく、心の深いところで人と付き合うということをエルセラーンで学ばせていただきました。今年の干支は卯で私は年女ですが、この歳になってその辺りがやっとわかってきました。いろんな意味で〝味がある生き方〟をできるようになりたいと思います。
 

■次はタンザニア…

 

ラオスの永井小学校開校式で現地の子どもたちとエルセラーン一行=2015年3月

 
2015年3月、ラオス・ホイヘーに永井小学校が開校しました。現地の子どもたちのエネルギーがものすごくて、日本の子どもたちとはまったく違うんですね。恵まれた環境で勉強できるようになった喜びに満ちあふれていて、私のような普通のおばちゃんに心の底から『ありがとう』『ありがとう』って感謝してくれるんです。泣かないぞと思っていましたが、学校へ着いたとたん、涙がこぼれ落ちました。
エルセラーンに関わっていなかったら平凡な主婦で終わり、最貧国に行くことなんかなかったと思います。石橋会長が提唱する学校建設支援ってすごいことです。優秀な子どもさんもどんどん、育っていると聞きます。マザー・テレサの活動もそうですが、とにかく行動する、コツコツやり続けていくと結果が出てくるんですね。
私は昨年12月に5校目を決定しましたが、会長が一人10校とおっしゃっているのでそれを目標に生涯、学校建設を続けたいです。今、私が一番行きたいのはアフリカのタンザニア。現地の孤児院を支援するNPO法人「ムワンガザ・ファンデーション」(本部・長野県)を主宰する小林フィデアさんの話を聞いていると、祖国タンザニアの子どもたちへの愛情、思いの強さに感動します。私もいつか、かの地に永井小学校を建てて、子どもたちと一緒に縄跳びをして交流したいなぁ。考えるだけでも楽しいですよね。
 

■重要性が増す〝唯心〟の生き方

 

 
メンタルトークの中でも特に「80億人の脳は皆同じ」が好きです。人間は死ぬまでに脳を数%しか使わないけれど、会長は死ぬまでに100%使い切りたいとおっしゃる。そして使っていない脳は〝夢のかたまり〟というフレーズ。これやな!と思います。私も夢に向かって、使っていない脳をもっと掘っていかないといけませんね。
潜在能力を開発して今年は特にボランティアの仲間づくりに力を注ぎたいです。これまで出会ったことのないような人と出会っていきたいですね。例えば財界人とか、どこかの大統領の奥様とか(笑)。
ある知人から、これからの時代は見えない世界が動き、大きくなっていくという話を聞きました。見えない世界って、言い換えると物質ではない部分、心の世界ですよね。私は〝唯心〟の生き方がますます脚光を浴びてくるというふうに受け取っています。
四位一体の理念に向けて一緒に仕事をする仲間をどうやって作っていけるか。キャプテンという仲間づくりですよね。エルセラーンを伝える仕事に強く共感していただける人が増えたらいいなと願っています。
(インタビュー2023年1月)

 
 

松尾由美子キャプテン(1960年生まれ)
(1991年奈良キャプテン会所属)
3つの柱を意識して新境地へ

 

■生き方を変えてくれた『特ゼミ』

 

 
2人目の子どもが生まれたころ、中学・高校時代の同級生から「姉が天然系原料の化粧品の仕事を始めたから話を聞いて」と頼まれ、エルセラーン化粧品の説明に来られたのが岡村初美キャプテン(京都キャプテン会)でした。中学校のテニス部の2年先輩でもあり当時は真っ黒に日焼けしていたのに、別人のように肌がピッカピカで神々しく輝いていたのでビックリしました。
市販の化粧品は石油系原料でできているという話を聞かされてさらに驚きました。湾岸戦争が起こりペルシャ湾の水鳥が流出した原油で真っ黒になった映像を観てショックを受けていた頃で、石油系原料の化粧品を朝晩、洗い流すと同じことになると危機感を抱いたんです。子どもには天然系原料のソープやシャンプーを使わせたいという考えもあり、パートナーになって「友だちに伝えよう」と思いました。
でも、周りの人から〝化粧品売り〟と見られるのも嫌だったのでキャプテンになろうとまでは思わなかったです。転機は潜在能力を開発するための勉強会『特別ゼミナール』(特ゼミ)に参加したこと。参加者みんなで励ましあいながら明け方まで課題と取り組む中で、「人って、できると思えば何でもできるんだ。すごいな」と生まれ変わった気分でした。生涯心を磨き続けようというポリシーにも強くひかれ、キャプテンをやらせていただくことになりました。
キャプテンのお仕事はキラキラと魅力的です。勉強会に参加し、石橋会長の教育に触れるほどに、「エルセラーンって本物だな、深いな」と思い、どんどん引き込まれていきました。それまで自分に自信が持てなくて「私なんか、どうせ駄目よ」と、マイナス思考が強かったんですが、キャプテンになってからは新しいことに挑戦しようという勇気を頂いています。
 

★松尾由美子キャプテンのプロフィール★

 
出身地:愛媛県。結婚して奈良県に住むように。自宅と、実家のある愛媛の2か所にサロンを持ち、頻繁に往復している。
血液型:O型。大雑把で面倒くさがり。もう少し細かく生きていきたい。
家族:長女は独立し、今は夫、長男と3人暮らし。
趣味:コメディなどの映画を観ること。車内などで音楽を聴くこと。でも一番好きなことはエルセラーンのお仕事をすること。今は「私の存在=エルセラーン」になっています。
息抜き:カフェで一人、ボーっと過ごしてエネルギーを充電する。
 

■開校式への参加は一生の宝

 

カンボジアの松尾小学校の開校式で=2015年11月

 
1校目の松尾小学校の開校式は2015年11月、カンボジアのポンリア・チェイでした。タイとの国境にある田舎の学校ですが40℃ぐらいある暑い中を生徒さんだけで400人ぐらい、村の人も200人ぐらいが出迎えてくれて、すごい感動をいただきました。
子どもたちは恥ずかしがりやでハグなどはできず、ハイタッチがやっと。可愛いかわいい子どもたちでした。
2021年にはベトナムに松尾図書館を開館していただきました。コロナ禍の影響で今は現地には行けないのですが、先日「ベトナムの会」の催しがあり、そこでベトナムの子どもたちから寄せ書きを貼り付けたメッセージボードを頂きました。現地の子どもたちと会えなくてもつながりを感じ、胸があつくなりました。
学校建設という仕組みを作っていただいた会長には本当に感謝しています。
 

■〝夢のかたまり〟を掘りまくって10校を目指す

 

コロナ禍の2021年8月、ホテル エルセラーン大阪でおこなわれたベトナム・松尾図書館の開館式で

 
昨年12月には学校建設7校目の条件を達成することができました。私の中ではキャプテンのお仕事はいまや、学校建設が主流になっています。達成した学校数が進むにつれてメンバーさんも私も学校建設に対する想い、ボランティアへの想いが段々と高まり、メンバーさんと私のつながりも濃くなっていると感じています。
思い返せば1、2校目は無我夢中でした。4校目を達成したころには学校建設はもう限界かなあと感じていました。現実を顧みたとき、私のメンバーさんはそんなに多くないし、このまま続けるのはしんどい…。無意識のうちに、学校建設のことが口に出ないようになっていました。そんなとき、サロンに来られたメンバーさんから言われました。
「最近、学校建設っていわなくなったね。私は学校建設があるから、ここに通っているのよ」
体に衝撃が走りました。そして3年後の目標を〝未来ノート〟として記しました。「2023年には7校達成!」──。2020年9月のことです。不思議なことにノートを記してから半月後の10月に5校目の挑戦が始まり、目標を1年前倒しで7校目がかないました。
私が一番好きな「80億人の脳は皆同じ」というメンタルトークの中で、会長は死ぬまでにまだ使えていない95%の脳(潜在能力)を使い切りたいとおっしゃっています。キャプテンは学校建設を一人10校やりなさいともおっしゃいます。私も〝夢のかたまり〟である95%の脳を使って2024、25年までに10校達成─なんてことになるといいなぁとニヤニヤしています。
 

■今年の目標は多くの「いい人と出会う」

 
今年1月のキャプテンフォーラムで、西川千夏子キャプテン(栃木キャプテン会)がエグゼクティブコンテスト、年間表彰、学校建設の3つを意識して普段からお仕事をされているとおっしゃいました。私はこれまで学校建設しか意識の中に持っていなかったので、今年は西川キャプテンのようにこの3つの柱を仕事の中で意識しようと思っています。だから今年がどんな1年にできるのか、自分でも楽しみです。
私がいま、あるのは素晴らしいメンバーのみなさんとの出会いのおかげです。そして奈良キャプテン会のみなさんの存在です。お一人お一人が自立されていて120%信頼できる仲間なんです。全員が生涯の仲間だと思っています。感謝しかありません。
今年はさらに多くの「いい人と出会う」ということを目標に決めています。新しい方と出会うと心が震えます。同じ意識の仲間が増えることが一番の喜びです。「Z世代」といわれる若い方との出会いなんていいですね。
(インタビュー2023年1月)


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